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布施努さんによるメンタルトレーニング

2015/03/31

最高気温が15℃を超える暖かな日が増え、さくらも咲き始めて春の訪れを感じておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
法学部政治学科新2年生の及川緑です。

先月のこととなりますが、2月17日に布施努さんから「勝ち抜く組織のためのチームビルディング」というテーマでメンタルトレーニングの講義を受ける機会を設けさせていただきました。
まず私達が体育会に所属することを選んだ理由、そして慶應の体育会の存在意義を考えるところから講義はスタートしました。
その後同じ体育会である庭球部の部員やスタッフの方々が布施さんのメンタルトレーニングを受けたあとにどういったモチベーションで部活に向き合っているかのインタビュー映像を見て、私達バレー部が勝ちにいくためにはどうすればいいのかを部員同士で話し合いました。そのときポイントとなったのが、小泉信三先生の「練習ハ不可能ヲ可能ニス」という言葉です。私達の部室にもこの言葉が書かれた色紙が貼られているなど体育会生には馴染みの深い言葉ですが、ここに一つの慶應の体育会の在り方があり、この言葉を理解しなければならないと布施さんからご指摘をいただきました。ただ練習をするだけでは強豪校に勝つことはできない、どのような意味がこの言葉にはあるのだろう、と部員同士で突き詰めたところ、不可能を可能にするためには「挑戦」がキーワードになるのでは、との声が上がりました。挑戦といってもただやみくもにやることではありません。問題へのアプローチで一つ失敗があれば、また別のアプローチを試す、「仮説、実行、評価、再仮説」のサイクルを繰り返していくことが「挑戦」であるとの結論に達しました。
そして「妄想ミーティング」なるものをしたのですが、これがとてもユニークでした(笑)シリアスな話し合いほどシリアスにならないようにする、自分が発言するときに勝てる選手であることを演じてみてほしいと布施さんからアドバイスをいただいて、各々がこういうチームでありたい、こういう試合をしたい、こういう結果を出したい、という希望を言っていきました。このようなミーティングはとても新鮮で、それまで少し固かった部員の雰囲気も自然と明るくなっていきました。
布施さんからは最後に、7回できないことがあっても8回それを振り返ることが大切で、自己矛盾に自分が嫌になることもあるかもしれないけれど、できない自分と向き合って演じていくこと、そうすればチームは強くなるとのお話をいただきました。

今回勝つための個人としての、そしてチームとしての心の持ち方のアドバイスをいただき、それを踏まえて自分達の目標設定は果たしてこのままでいいのか、またこのチームを勝てるチームにするために何をするべきだろうか、との話し合いをこの講義のあとに部員のみで行いました。各々が意見を述べていった結果、春リーグで三部上位、秋リーグで二部昇格を目指すという目標は変えずに臨むこととなりました。あと数週間で春リーグが始まります。リーグで結果が出せるよう「挑戦」して参りますので、どうか温かなご声援のほど、宜しくお願い申し上げます。最後に講義時の写真で失礼致します。

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