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KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY

繋がりと成長

投稿日時:2020/06/21(日) 21:37


梅雨の晴れ間の青空に、夏の到来を感じるようになりました。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。商学部4年の友成真由美です。

東京では4/7に発令された緊急事態宣言も解除され、一昨日には都道府県をまたぐ移動も可能になりました。感染を最小限に抑えるために、固まり閉じ込められていた時間が動き出したような感覚になります。まだ完全終息には時間がかかりそうですが、新しい生活様式を実践しながら徐々に日常が取り戻されればいいなと思っています。

この自粛期間の数ヶ月の間にたくさんの事を考えました。試合が出来ないこと、部員に会えないこと、再会してからのこと・・・

正直あまり前向きな気持ちになることは少なく、失った時間を憂うことのほうが多かったです。終息、再開の目処が立たず、引退までに試合ができるのかと悶々とした気持ちを抱えながら、日々の地道なトレーニング(割ときつい、いやかなりきつい、特にランニング)を行うことは容易ではありませんでした。


そんな中で私の心の支えになったのは3つの“繋がり”です。

まずは部員との“繋がり“
何名もの部員がブログで綴ってくれているように、週に5回オンライン上のトレーニングを自粛期間に入ってから継続して行っています。その他にも縦割り班やトレーニングメニューを考案するためにランダムに組んだメンバーで、テレビ電話も行っています。直接的に会うことはできなくても、皆と顔を合わせ、時には他愛もない話で盛り上がるこの時間が何よりも楽しく、トレーニングのモチベーション維持にも繋がっています。特に学年を超えて個人的に電話をしたり、グループ通話をしたりすることが増え、普段の練習では見られない後輩の新たな一面を発見することもできています!

次は家族との“繋がり”
数ヶ月前に実家に戻り現在家族とともに生活をしています。お盆や年末年始で戻ったときには友達と遊びに出かけることが多く、あまり家で過ごすことはありませんが、今回の帰省では久しぶりにゆっくりと家族と話が出来る(不本意ではありますが)良い機会となりました。トレーニングの後にバランスの取れた夕食が食卓に並び「お疲れさま」と声を掛けてくれる幸せすぎる日常に感謝が止まりません。何よりも超絶な反抗期を卒業して優しい好青年になっていた弟に会うことが出来たことが、この帰省で一番嬉しかったことかもしれません。

最後は“地元の繋がり“
感染者の少ない地元では一足先に様々な活動が再開され、部活動やクラブ活動も制限はあるもの動き始めています。戻ったことを友人たちに知らせると所属しているクラブチームや大学の練習に誘ってくれ何度もバレーをする機会に恵まれました。中学校の時に憧れていた先輩や、また一緒にプレーしたいと思っていた同期と再びバレーができこちらも不本意ながら、とても素敵な時間が過ごせました。また、総体が中止になり春高バレー予選の開催も不確実な中、試合があることを信じて必死に練習に励む母校の後輩にもたくさん力をもらいました。




この自粛期間、冒頭でも述べたように気分が下がることが多く失ったもの数えがちでした。
しかしこの期間で、改めてたくさんの繋がりに支えられているのだと強く実感できたのも事実です。

さらに、この時間が無ければ、バレー以外の面で部員との絆をここまで深めることはできなかったかもしれませんし、家族とこれだけゆっくり過ごせることはなかったでしょう。

地元で懐かしいメンバーでバレーをすることもないまま引退していたはずですし、何よりバレーとここまで向き合うこともなかったと思うのです。

バレーボールが出来る時間は減ってしまいましたが、それ以上にこの先の人生でプラスになるものをたくさん得られ、大きく成長できたのでは無いかと思います。(そう思いたいですね。)


とは言っても画面上では無い生身の部員にそろそろ会いたくて仕方ありません。みんなと少しでも多くの時間をコート内で過ごしたいと思う気持ちは日に日に大きくなっています。感染への不安は未だに拭えませんが、きっちりと対策を行い一日でも早く再開され皆とバレーが出来ることを心から祈っています。


大変な状況が続きますが、皆様もお体にお気を付けてお過ごしください。

長文乱文失礼しました。















 

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