大きくする 標準 小さくする

部長からのメッセージ

体育会バレーボール部長 和田 龍磨  (総合政策学部教授)

2021年度が始まりました。残念ながら例年どおりのスタートではありませんが、昨年のように活動ができないという状態でもありません。今後おそらくは状況が好転していくと思われます。

昨年度を振り返りますと、リーグ戦は中止となって代替試合のみ、そして慶関交流戦も中止となりましたが、早慶戦は三田バレーボールクラブの皆様をはじめとする関係者の方々のご協力によってどうにか開催することができました。選手諸君もこれまでにはなかったオンライントレーニングや少人数での練習で、思うように活動ができなかったことを大変残念に思ったことでしょう。同時に、過去には何ら制約なく活動ができていたことがいかに幸せなことであったかを知ったことと思います。何度も繰り返し述べていますが、学生が思い切り活動するために、OB・OGの皆様、保護者の方々、および大学関係者が多大なる協力をしてくれています。そのことを心に留め、本年度の目標に向け精一杯頑張ってください。

ここ数年女子チームには大学入学までの経歴が多様な選手が多く入部してきてくれており、私はこれを、お互いをよい意味で刺激しあうという点において、大変喜ばしいことと考えています。また、同じ目標を持っていても、そこまでのアプローチについての考えは異なるかもしれない。そのような差異をどのように乗り越えてゆくのか。そこに必要なのは、多様性が進む日本そして世界において、今後ますます必要となるコミュニケーションと問題解決のスキルだと思います。選手諸君には、そのような大変恵まれた環境で全力を尽くし、悔いのない学生生活を送ってくれることを望みます。

関係の皆様、ファンの皆様には引き続き、慶應義塾体育会バレーボール部へのご支援・ご声援をお願いいたします。

慶應義塾体育会バレーボール部長 
慶應義塾大学総合政策学部教授 

和田龍磨