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KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY 2020/12

成長と感謝

投稿日時:2020/12/27(日) 11:40


寒さが厳しく厚手の上着が手放せない季節となりました。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
商学部4年の友成真由美です。

例年引退された先輩は早々に海外旅行へ飛び回られ、現役時代にはその姿があまりにも羨ましく引退までのモチベーションにしていたところもあったのですが、このようなご時世ということもあり近場でお出かけするか、、お家でおとなしく過ごす引退ライフとなっています。それでも今まで出来なかった、友人と夜ご飯に行ったり、自炊や家事を丁寧にしてみたり、残り少ない大学生活を有意義に過ごしています(と言い聞かせています…笑


先日納会を終えたので、もう部員ではなくOG という枠になるのですがこの場を借りてラストブログを綴らせて頂きます。

この4年間最初から最後まで本当にたくさんの経験をさせていただきました。

大学ではバレーをしないと言い切って上京してきたものの、体験に行った練習でその学生主体で楽しそうな雰囲気に魅了され入部を決意しました。
1年生の時はただただ勝ちたくて、大好きな4年生の力になりたくて必死に拾って打って、とにかくプレーのことだけを考えていました。一試合一試合が楽しく面白く格上の相手を追い詰めたときのわくわく感は忘れられません。
あの時生意気な一年の私に伸び伸びプレーをさせてくれた先輩方には大変感謝しております。あの時間は今でも私の宝物です。

2年生、3年生で膝のけがをして初めて長期の離脱を経験しました。やりたくてもできない、見てるだけの悲しさ、そして地道なリハビリ。何もかもが辛くて投げ出したくて同期の矢野に当たったり、塞ぎ込んだり、とにかくたくさんの人にご心配とご迷惑をおかけしました。すみません。ずっと待ってるよ、一緒にやろうねと励まし続けてくれた先輩方、1番そばにいてくれた菜奈、大丈夫ですか?と心配してくれた後輩たち。たくさんの人に支えられて復活することが出来ました。そして怪我により一層深刻化した死ぬほど弱いメンタルを叩き直してくれたのはトレーナーの今井先生でした。マイナス思考で病みがちな性格と向き合い変えてくださったおかげで、復帰後はプレーはもちろん精神的にも怪我する前より強くなることが出来ました。本当にありがとうございました。
この時にけが人の孤独さ、コートの外の人の気持ちを本気で知れたことは最後の一年にとても大きなプラスになりました。


4年生の一年は今までの人生で1番濃い時間でした。
先輩があげてくださった舞台で何とか結果を残したいと意気込んだものの、実際には5部相手にも勝てないと現実。それでもチームの目標をあえて「3部2勝」と掲げ勝利にこだわるチーム作りを徹底してきました。それは、私自身に妥協を一切許さないためというのと共に、自身が高校まで勝つことが全ての環境でバレーをしてきて、辛いこともあったけどそれでも勝ったときの喜びは何事にも代え難く、その感情を皆にも味わって欲しいという思いがあったからです。
そのために練習メニューからバレーに対する考え方、全てを1から見直し、何ヶ月もパスとトレーニング中心のメニューという徹底して基礎から固め直していきました。“大学生だから…”、“今までは●●だったから…”といったのを全部取っ払い、このチームが勝つには何が必要か、ということだけを考え続けました。

そうして冬を越え少しずつ実力がつき始めた頃、新型コロナウイルス流行に伴い全体での活動自粛を余儀なくされ、その後も春季リーグ、東日本インカレ、秋季リーグの中止が次々と発表されました。「3部2勝」これだけをみて進んできたのに、達成どころかチャレンジする舞台すら与えられないことに絶望しました。勝つ喜びを味わって欲しいと思っていたのに…と自分自身も受け入れられず、なによりここまで厳しいメニューについてきてくれたみんなに申し訳なさを感じどうすればいいのか、途方に暮れたのを覚えています。

その後ありがたいことに代替試合という形で3部の有志のチームを集めて試合が出来ることになり、いろいろな大学と対等に試合が出来たときはこの上ない喜びを感じました。最後に日本ウェルネススポーツ大学になんとか勝利を収めることができ2勝の目標を達成することはできなかったものの、勝ててほっとしました。

始動した当初とは全く異なる一年となってしまいましたが、最後までやりきることができたのは周りの人の支えあってだと強く実感しています。

どんなに厳しいメニューを課しても絶対にやりきってついてきてくれた後輩たち。練習2時間前に来て黙々と自主練をこなし、出来ないことがあれば居残り練習をするまじめさ、ひたむきさに何度も背中を押されました。諦めず努力し続けるみんなは後輩ながらとっても尊敬していました。辛いときも明るく元気なみんなだったからこんな大変な状況を乗り越えられました。本当にありがとう。3部で2勝、みんなならやってくれると期待しています!

たった1人の同期で、頭が良くて運動神経抜群で、なにより超絶努力家の菜奈。たくさんぶつかることもあったけど、私は菜奈が同期じゃないと途中で部活やめていた気がします。ほぼ初心者状態で入ってきて、最後はリベロとしてチームの要になった菜奈の努力は1番近くで見ていて本当に鳥肌モノで、いつも刺激をもらっていました。四六時中一緒に居て常に連絡も取って、最後の方は言わなくても伝わるって本当にあるんだなあとしみじみしていました(笑)うまく言葉に出来ないけど本当に感謝しています。大好きだよ!ありがとう


最後になりますが、ここまでご指導くださった青木監督、土井コーチ、温子さん、野田さん。いつも気に掛けてくださって練習のお手伝いをしてくださったあやかさん、かすみさん、こみさん、さきさん、その他の先輩方、いつも素敵な写真を撮ってくださったかさねさん、たくさんのOBOGの皆様方。本当にお世話になりました。

そして、13年間ずっとそばで支えてくれて、大学4年間は遠い徳島から試合ごとに応援に駆けつけてくれた家族、本当にありがとう。

思いが溢れて何ともまとまりのない文章になってしまいましたが、少しでも思いが伝われば良いなと思います。




慶應バレー部で良かったと心から感謝します。今までありがとうございました。

長文乱文失礼します。












 

私のバレー部物語

投稿日時:2020/12/26(土) 23:44

気がつけばクリスマスを過ぎ、激動だった2020年もいよいよ終わりを迎えようとしています。皆様におかれましてはいいかがお過ごしでしょうか。先日22日に納会を経て正式に部を引退致しました、法学部政治学科4年の矢野菜奈です。



今年はコロナウイルスの影響を踏まえて、早慶戦に引き続き納会も男女別開催となりました。何をするにも簡単にはいかないこの情勢の中、4年生のために、とご尽力下さった全ての関係者の方には心から感謝申し上げます。



納会ではペナントと、後輩の手作りのアルバムを頂きました。アルバムの手紙を読むうちに自然と涙が溢れそうになりました。



ラストブログ、何を書こうかなとだいぶ悩みましたが、これから頑張っていく後輩に向けて私だからこそ伝えられるメッセージを残そうと思います。



私たちの代はたった2人という、史上稀に見る少なさでした。


相方の友成は、非常に卓越したバックグラウンドを持つ選手で、私がバレー部に入った理由は「真由美がいたから」の一言に尽きます。

一度、彼女のプレーを見た方ならわかると思いますが、どんな素人が見ても友成(商4)のプレーは見る人をうっとりとさせるほど綺麗で、上手で、見学に行った1年生当時、これまで見たことのない上手さで一際目立っていた彼女が同期だと聞いて、入部を決めました。なんであんなに上手い子が慶應にいるんだろう、初心者さながらの私が同期として入って平気だろうか?と躊躇いましたが、それ以上に一緒にバレーをしてみたいというワクワクが勝りました。


 友成だけでなく、当時先輩にも同じような一流プレーヤーが在籍しており、桁違いに低いレベルの自分が一緒にプレーをするなんておこがましさも甚だしいと思いましたが、こんな一流プレーヤーとできる機会は一生訪れないと思い入部を決めました。



箸にも棒にも引っ掛からないだろうな、と初めから腹を括って入部をしましたが、そんな中で自分がどれだけ成長し、通用できるのかを4年間で試すプロジェクトだと思ってバレー部生活をスタートさせました。

入部後は、本当に箸にも棒にも引っ掛かりませんでした。笑



一年生時は自分は全体練習に混ざる事はほとんどなくて、個別に野田コーチから指導を受けていたり、ずっと体育館内外を走ってたりしてました。あとはレフェリーと雑用。とにかく当時は一生懸命やっていました。すごいな!かっこいいな!とむしろ憧れの眼差しで外から見ていた気がします。



でも、ある時「菜奈はゆくゆくはマネージャーになるのがいいんじゃないかな」とお言葉を頂きました。夏を迎える頃だったと思います。ショックでした。でも、それが今のチームの自分の立ち位置なんだと改めて思い知らされました。



その頃から、エースでバリバリ活躍する真由美を横目に、黙々と雑用だけをこなすことに虚しさを覚えるようになりました。そんな姿を見兼ねた先輩から「プレーでの貢献度はゼロなんだから、仕事で全力で貢献するしかないじゃない」と激励叱咤されて、悔しくて涙が止まりませんでした。



まずは、菜奈がいなきゃだめだと思わせるくらい庶務面で貢献しよう。でも、絶対に絶対に、いつかプレー面で皆んなをうならせてやる、と決心しました。


周りが10年、少なくても6年以上はバレーの経験を積んできたのに比べて私は圧倒的に経験がなかったので、他の人がこなしてきた量というものを短期間でこなさなくてはと単純に考えて、始業前の朝、空きコマ、オフの日と空いてる時間にボールを触りに行きました。その生活を、日吉キャンパスに通う2年間続けました。こんなことを言うと聞こえはいいですが、ここで気づいたのは質が伴ってない限りいくら量をこなしても無駄だと言うことでした。



当初は真由美から教えてもらった、一人でできるメニューをひたすらこなしていました。ただ、自分の何がだめなのか、上手くなるために何をどうすべきか。初歩であればあるほど、これを自分で気づくのはなかなか難しいです。なので、途中からは空いている先輩はいないかと声をかけ、マンツーマンで見てもらうようにしました。入部当初からバリバリエースだった真由美にも、オフの日や練習後にたくさん自主練に付き合ってもらいました。この真由美の指導がなかったら、絶対ここまで上達しなかったです。真由美、本当にありがとう。一つずつできるようになると一緒に喜んでくれて、あの自主練の時間が何よりも本当に楽しかったです。



しかし、日々の上達は感じられたものの、やはりスタートしたレベルが低すぎて初めの2年間はチームでは全く芽が出ませんでした。



2年生の冬の柿崎合宿ではほとんどレフェリー。あの数日間で出た試合の数はほんの僅かだったと思います。

来月からは3年生なのに。これだけ頑張ってきても、ダメなのか。もう、だめかもな、試合には出られないかもな。そんな気持ちでした。合宿最終日の夜、当時膝の怪我で療養してた真由美と野田コーチに、「やめたい」と漏らした気がします。無下に引き戻すでもなく、私の辛い気持ちを汲み取って優しく励ましてくれたお二人がいなかったらあの瞬間に本当にやめていたと思います。本当にありがとうございます。


やめようと思った一週間後に、転機がきました。忘れもしない、2019年3月31日の成蹊大学での終日練習試合でした。



いつも通りレフェリーをしてた時に、たまたま先輩と交代でリベロポジションで出ました、と言うより唐突に放り出されたような感じでした笑 まじか!とびっくりしたのと同時に、ここで爪痕を残せなかったら今度こそ終わる、一生試合に出られない、と思って死ぬ物狂いでプレーしました。良いプレーどうのこうのではなく、這いつくばってボールに飛びつく勢いでプレーしました。何をしたかは覚えてないです。笑 でも、それ以後練習試合で出させて頂くようになって、初めて春のリーグ、早慶戦、東日本インカレとレギュラーメンバーで出るようになりました。



嘘みたいでした。2年間全く芽が出なくて一切スポットも当たらない選手でしたが、ある日突然チャンスが訪れて人生を変えました。



試合に出られるようになってからも苦労はありましたが、それまでの暗黒の2年間に比べたらへっちゃらでむしろ楽しくて仕方ありませんでした。

執行代になってからも、4年生としての苦労がたくさんありました。でもそれは毎年どの4年生も同じように苦しんで、悩んで、乗り越えて行くと思うので敢えて書きません笑 それよりも泥臭い下積みを経験した者だからこそ伝えられるのは、すぐに結果が出なくても腐らずに努力し続けてほしい、ということ。



それと、実践的なことにはなりますが、とにかく質の伴った量をこなすこと。


特に後輩の代は人数も多くてより競争も激しい環境にあると思います。自分のことなんか誰も見ていないんじゃないか、と思っても絶対に下を向かないこと。努力を継続していれば絶対に転機は来ます。継続しなければ、来ません。



それを乗り越えるのは半端な辛さではありません。だから、挫けそうになった時はいつでも連絡してください。



稚拙な文章でまとまりのないラストブログとなってしまいましたが、少しでも何か後輩に伝えられたら幸いです。



バレー部で学んだことは数えきれない程ありますが、間違いなくこれからの長い人生で役に立つと信じています。ここまで育ててくださった青木監督、土井コーチ、野田コーチ、温子さん、あやかさん、その他先輩。また、主務業でたくさんお世話になったOBOGの方々。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。



最後に、たった一人の同期である真由美。真由美がいなかったらここまで来れなかったし、こんなに最高な4年間を送れませんでした。下積み時代、一緒にコートに立つようになってから、そして本当に大変だった最後の1年。コロナで思うようにはいかなかったけど本当に楽しいラスト1年でした。授業中、練習前、練習後、家に帰った後もひたすらに話し合って議論して、当初は世界線が交わってなかったのに気がつけば阿吽の呼吸で何を考えているかもわかる境地にまできて、こんなに絆の深い代はないだろう!と自信を持って言えます。



ぶつかったことも多々あったけど、ぶつかってなかったらここまでの仲になれていなかったよ。最高の同期でした。ありがとう。



頼りない4年生でしたが、慕ってくれた後輩たち、ありがとう。



皆さんのことを本当に応援しています。



私たちが成し遂げられなかった3部2勝を是非果たしてください。



乱文、長文、失礼いたしました。





 
 

考えること

 written by 高橋 由希子 投稿日時:2020/12/13(日) 00:00

気がつけば12月も中旬になり、2020年も余日少なくなってまいりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。



法学部政治学科1年の高橋由希子です。



 



入部した頃はまだ夏休みで練習も暑い中行なっていたのに、気がつけば毎日ベンチコートが欠かせなくなるような時期になりました。時が経つのはとても早いもので入部してからもう3ヶ月も経ちました。



 



そして数週間前、新チームが始動してから私たちは体力作りやパスなどの基礎練を主に行っています。私は今まで部活で筋トレや体力作りを行ってこなかったため、日々筋肉痛と戦っています。



 



そしてこの期間にチームとしても個人としても特に意識しているのがフォームの改善です。先輩方や同期に様々なアドバイスをもらいながらこの2週間ほど練習に取り組んできました。



私は今まで基礎練というものを行ってこなかったため、正しいフォームをきちんと教わったことがありませんでした。そのためこの期間を生かし意識したことなかったレシーブの時の動きやどうやったらもっとジャンプできるのかを考えながら動くようにしています。



また、毎回指摘をされなくても今までのアドバイスをいかに活かして動けるかを考えつつ練習しています。しかしいただいたアドバイスを活かしきれなかったり、一つのことに集中して他のことに目が向かなかったり…



常に動きながら考えて、また動くの繰り返しは正直とても難しいと感じています。



 



「どのように動けばいいのか」「どう動けば改善できるのか」「今の動きで何が悪かったか」など反省すること、そしてそれを活かして次の一本に取り組むこと。改めてこの重要さに気がつくことができました。



「考えること」



これをテーマとして私はこれからの基礎練期間にも精一杯取り組んでいきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。



 



長文、乱文失礼いたしました。

体力測定

 written by 光嶋 七海 投稿日時:2020/12/06(日) 08:00

12月に入り、吹き抜ける風が一層冷たく、すれ違う人々の服装が次第に冬らしく変化してきております。

部内においても、ベンチコートが欠かせない存在となってきました。




皆様いかがお過ごしでしょうか。





法学部法律学科1年の光嶋七海です。





さて本格的に新チームが始動し、早くも1週間近くが経過いたしました。


現在は冬の期間として、筋力・体力トレーニング、基礎的な技術の練習を主に行っております。



その一環で、先日体力測定を行いました。

項目は、開脚、前屈、指高、最高到達点、ジャンプ力、遠投、アジリティ等々。



こうして自分の能力を数値化して見てみると、改めて先輩方や同期との差を痛感するとともに、
体力的にも技術的にも早く仲間に追いつかなくては、と焦る気持ちがいたします。



ですが、体力や技術というものは一朝一夕に身につくものではなく、日々の努力の賜物であると、
今までの部活動の経験からも実感しております。



そのため、この冬の期間で継続したトレーニングを行い、心身共に強化し、
この先少しでもチームに必要とされるような存在になれるよう、努力してまいりたいと思っております。







新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがきかない中、こうして仲間と共にバレーボールが出来ることに感謝しながら、
精一杯活動を続けていきたいと思っております。



これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。








長文、乱文失礼いたしました。






 

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