KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY 2017/1/29
結果がすべて?過程が大事?
投稿日時:2017/01/29(日) 22:30
この冬一番の大寒波も過ぎ、少しずつ過ごしやすくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。商学部3年の今岡里紗子です。
さて、学生である私たちは、現在試験の真っ最中です。文武両道を掲げる体育会の名に恥じぬよう、しっかり勉強したい…と思います。
試験に因んで、つい二週間ほど前の週末、センター試験が行われましたね。ちょうど大寒波が日本を襲った週末で、コートとマフラーに身をうずめる受験生と3年前の自分を、ついつい重ねて眺めてしまいました。
どこにも受からないかもしれないと不安を抱えていたこと。友達と話すほど焦りと不安が募ったこと。不安で何度も泣きそうになったこと。大学生は遊んで楽しいだけだと思っていたこと。大学受験がゴールの様に思っていたこと。きっと、ほとんどの受験生が同じように思っているでしょう(笑)。
今となっては取り越し苦労だった気もするし、何て小さな事で悩んでいたんだろう、とも思います。でも、当時の私にとってはそれが全てだったのだと思います。だからこそ、ひた向きに、一生懸命頑張れたのだと思います。そしてそれは、決して悪いことだとは思っていません。
私が、「結果がすべて」という言葉の意味を理解したのはこの時だと思います。そして、「現実は厳しいなぁ」と、漠然と思っていました(笑)。長い目で見れば受験の結果なんて大したことはないのかもしれませんが、当事者からすれば「生きる」か「死ぬ」かのレベルで大切な事なのです(笑)。どんなに努力しても、たった一度の試験で合否が決まってしまう。たまったものじゃないですよね。
スポーツをする人たちの多くは、この厳しさを痛感していると思います。テレビでスポーツ選手がこの言葉を口にするのを、見たことのある人は多いのではないでしょうか。誰よりも練習をしても、本番で結果が出せなければコートから出される。辛い練習をいくつも乗り越えても、試合で勝てなければ意味はない。残酷ですよね(笑)。
この言葉には、賛否両論あります。実際、日本では義務教育までは結果よりも過程に重きをおいています。私はというと、半分賛成、半分反対です。狡い答えでしょうか(笑)。
スポーツをしている以上、「結果がすべて」という言葉を否定することはできません。では、いい結果からしか得ることはないかと言われると、それも違うと思います。むしろ失敗や負けの経験からの方が、学ぶ事は多いと思っています。その意味では、「結果がすべて」と「過程が大事」この二つは、共存し得るかもしれません。そして、部員たちの努力=過程を見るのは、私たち最上級生の仕事であり、マネージャーである私の仕事だと思っています。
私たち最上級生は、引退までのカウントダウンがすでに始まっています。部員20人がもつ力を足し算ではなくかけ算できるような、そんな心強い最上級生でありたいですね。
これからも応援のほど、よろしくお願い致します。