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ブログ 2022/2

有無相生[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 星 美知佳投稿日時:2022/02/27(日) 21:28

2月もあと数日で終わり、寒さの中にも春の兆しが感じられるころとなりました。

商学部1年の星美知佳です。

2022年度の入試も終盤をむかえ、早くも大学生活の四分の一が終わろうとしています。

大学入学前は、完全中高一貫校に在籍しており6年間同じ仲間と苦楽を共にしたということもあり、高校では全ての同級生とは顔見知りである環境の中で過ごしてきました。しかし、大学生活が始まってからは、学生数が大規模になったことに加え、高校とは異なる授業形式であるため、授業がかわる度に新しい人と顔合わせをすることになります。そのため、今までの生活の中では出会ったことのないような、様々なバックグラウンドを持っている者や、個性豊かな者と出会い、それは自身の性格を客観的に見つめる機会となり、この1年間は、ひたすら自分と向き合う時間でした。

そして、今回のブログでは、そのような自分と向き合った時間の中での、私の2つの精神面での発見と成長を書かせていただきます。

1つ目は、私は幼いころから、周囲にいる優秀な人物と自身を、すぐに比較してしまう癖がありましたが、それは無意味であるということに気づけたということです。今までの人生では、周囲と比較し、その悔しさをバネに、努力を行えた時もありました。けれども、そのような時はたいてい、仮に私が設定した目標を達成したとしても、多少の喜ばしさはありながらも、何故彼らには及ばなかったのだろうと自問自答し、結果的には打ちひしがれることも多かったです。他人と比較し、自信を失くすことを繰り返してしまう長年の性格を悩み、その負のループにとても苦しみました。しかし、そのような時に高校の恩師の方からのある質問によって、私は自分のその性格の捉え方をポジティブに変えられるようになりました。その質問は、少しおこがましい話ではありますが、もし仮に、私が引け目を感じている方々に私がなれたとしたら、私はどのように感じるのか、という質問でした。その質問に対して、さらに自分よりも優秀な人に引け目を感じ、満足は出来ないだろうと即答しました。その時に、有無相生である分野で、他人と比較することは無意味であることを頭の中で理解するだけでなく、心にすっと受け入れることができるようになりました。その質問により、他人と比較してしまう性格をコンプレックスに感じていたものを、少し都合が良すぎるかもしれませんが、常に向上心を持ち続けることができると捉えられるようになりました。

そして、2つ目として、自身の価値観を他人に押し付けることの軽率さと、例え自身の価値観とは全く異なっているとしても、価値観を理解しあう努力をし、時には妥協しあうことの大切さです。このような考え方をできるようになったのは、ある同期が言っていた、「自分が実際にその経験をしてみないと、その人の気持ちに寄り添うことや、共感することは出来たとしても、その人の痛みや、気持ちを100%理解するのは難しい。」という言葉です。育った地域も、家庭環境も、両親から受けた教えも、人生での挫折経験も、全く異なる人たちが、価値観が違うのは当然であり、家族であったとしても自分以外の人間を完全に理解することはできません。考えてみると当然のことであるかもしれませんが、恥ずかしながら、私が実際に上記で述べたことを完璧に実行できていたかというと自信はありません。また、異なる価値観を持つ者同士が時間を共にし、共存するには、一方的な努力では達成できず、相手からの協力も必要になり、とても難しいことであります。上記で述べたことを実践するには、自分が価値観の多様性を認めることや異なる価値観を理解するだけでなく、相手に自分の価値観を理解してもらえるよう努力をし、お互いが納得する妥協点を見つける流れを作りだすことだと考えます。自分が異なる価値観を受け入れること以上に、相手に自分の価値観を理解してもらうというのは難しいことであると思います。これは、上記で述べたことを学べた際に見つけた私の今後の課題です。

今回は、長々と自身の精神面について書かせていただきました。これは、バレーボールに限らず、今後の人生で、とても大切なことであると思います。今後とも、ここで書かせていただいたことを忘れずに、後悔がないように、努力いたします。

春の兆しが感じられるとはいえ、まだまだ肌寒い日が続いております。お体に気を付けてお過ごしくださいませ。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
長文、乱文失礼いたしました。

 

しなやかな強さ[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 野崎 莉黄投稿日時:2022/02/20(日) 22:11

寒さのピークを超え春の訪れも近い日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。



法学部法律学科1年の野崎莉黄です。



2月となり、1年生ももう残り僅かとなりました。14年間通った学園の中でいわば「井の中の蛙」だった私が、右往左往しながら大学という世界に飛び込んでから、もう1年も経ったのかと思うとその時の流れの早さに驚くばかりです。



さて、怒涛の試験期間を終えてバレーのことだけを考えることのできる長期休みを迎えたわけですが、私が今1番欲しいものは「強さ」であると日々感じています。バレーの技術はもちろん、それと同じくらい精神的に強くなることの重要さを痛感する毎日です。精神の強さを持つこともまたバレーの技術向上には必要不可欠だと痛感しているからです。



「強さ」と一言で言っても、忍耐する強さ、緊張やプレッシャーの中でも自分の持つものを発揮する強さ、切り替える強さなど際限なく出てきます。



そしてそれを追い求める姿勢を感情や言葉で表現することで、自分を戒め、鼓舞しながら日々の練習に励むことも非常に意味があると思います。



とはいえ、私は「頑なに張る強さ」でなく、「しなやかな強さ」を持つこともまたとても重要だと思います。言うなれば、竹のような強さを持ちたいのです。



竹は決して派手ではないし、その強さを全面に出しているような植物ではありません。それでもその材質はしなやかで強く、様々な製品に加工出来、同時に風が吹いても簡単には倒れることはありません。



人から見えるような強さを全面に纏っているようなことはなくとも、自身の確固たる芯や想いにまっすぐに貫く強さをそれでいてその場その場の状況に素直に従えるような人でありたいと思います。



当然のことながら、バレーの技術対しても同様のことが言えます。バレーへの姿勢について他人から自分は強い人だと思われていようが、そうではなかろうが私は私の目標に向かってただひたすらに努力を重ねて参ります。たとえ自分の思い通りに出来ないことがあったとしても、その時の自分のあるべき場所だと受け止めてそこで働き自己の役割を果たしたいと強く思います。



向き合うべきことや考えるべきことの多さに、学年としてもそして個人としても今がまさに正念場といったところです。どんな状況下でも、ポッキリと折れることなく、しなやかな強さを持って立ち向かっていきたいと思います。



来週で基礎練期間も終了し、春リーグに向けてチームの歩みはさらに加速していくことと思います。プレー面はもちろん先に掲げたような自身の精神的成長でチームに貢献できるよう努力いたします。



先の見通せない毎日ではありますが、皆様お体には十分お気をつけてお過ごしください。

新たな気づき[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 富村 美祐投稿日時:2022/02/13(日) 23:23

厳しい寒さが続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
商学部1年の富村美祐です。

 

 

 

 

 

前回自己紹介のブログを書かせていただいてから、早くも3ヶ月が経とうとしています。
昨年11月に正式に入部させていただいてからは、バレーの基礎的なプレーについてはもちろん、1年生の仕事や審判の方法など様々なことを教えていただき、新たな環境についていくことに必死であっという間に過ぎてしまったと感じています。

 

 

 

 

 

入部して2週間経った頃から年末までは腰の痛みがあり、なかなか思うように練習に参加することができませんでした。今まで感じたことのない痛みに不安を感じることもありましたが、同じような経験をした方々がたくさん気にかけてくださり、本当に心強かったです。一緒に筋トレのメニューを考えてくださったり、練習の合間を縫ってたくさんのことをアドバイスしてくださる先輩方や同期には心から感謝の気持ちでいっぱいです。いつも本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

このことは、基礎体力や筋力の重要さに改めて気づかされる良い機会になりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1月中旬から先週までオンラインでの活動を余儀なくされました。見通しが立たない状況の中でしたが、記念館で練習できる日を万全な状態で迎えるためのトレーニングを行いました。特に初心者の私には、ただボールに触れるだけでなく、まずはバレーボールをする上で必要な体づくりをすることの重要性を感じることができました。私にとって、このオンライントレーニング期間はとても必要な期間だったと思います。

 

 

 

 

 

Team2022の昨年の年内目標は、「脱・初心者」でした。先輩方に細かく目標を設定していただいたにも関わらず、まともに練習することができずとても申し訳ない気持ちです。もう年は明けてしまいましたが、先輩方や同期のプレーやアドバイスから日々たくさんのことを吸収して、早く脱初心者できるよう努力いたします。今後も私が部内の誰よりも引き続きこの目標を胸に刻んで練習に励みたいと思います。

 

 

 

 

 

予断を許さない状況が続いておりますが、どうか体にはお気をつけてお過ごしください。
乱文失礼いたしました。

至誠一貫[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 近重 佑奈投稿日時:2022/02/06(日) 07:24

暦の上では春となるも、未だ寒さ厳しい日々が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
法学部政治学科3年の近重佑奈です。

昨年末に行われた納会にて、4名の先輩方は引退となりました。新チームが始まって早3ヶ月。先週松井(政3)も書いておりましたが、執行代として部員を率いる立場になった今、改めて先輩方の偉大さを感じております。
昨年は4名の先輩方がそれぞれ異なるかたちでチームを率いてくださいました。
前主将の麻莉子さんは、上に立つキャプテンではなく、周囲を巻き込んでチームを牽引するキャプテンではなかったかと私は思います。そうした麻莉子さんの姿勢は、上級生・試合に出ているメンバーだけではなく全部員とのコミュニケーションを欠かさなかったことや、日々下級生のアフターにも付き合ってくださったことに表れていたように感じます。麻莉子さんのもとで、最後は部員全員で勝利を目指す経験をさせていただきました。
前主務、愛さんには練習内外の場で大変お世話になりました。愛さんと主務副務としてお仕事をさせていただけたことを光栄に思います。部員に対して常に優しく接するも、練習・試合では闘志を燃やす愛さんは憧れの存在でした。
また、愛さんの仕事に取り組む姿勢、多くの方々と接する姿勢を身近で見ていた1年間、とても勉強にさせていただきました。愛さんに追いつくべく精進を重ねてまいります。
静華さんには入部当初、中等部の体育館で教えていただいた経験が今でも色濃く印象に残っています。これは数々お世話になった経験のほんの一部でしかありませんが、今でも鮮明に思い出されます!(笑)
体育会に入り、右も左も分からなかった私に懇切丁寧に指導してくださりありがとうございました。Aチームにいながら、Bチームのワンプレーに対してアドバイスしてくださる静華さんの視野の広さは私も学ばねばならぬと常々思っておりました。向かいコートから声をかけてくださる静華さんに、Bチームは引っ張られていたのではないかと思います。
ジミンさんには、私個人何度も助けていただいた場面がありました。うまくいかないことがあると感情を表に出してしまう私に対し、ジミンさんはいかなる状況でも常にチームを明るく鼓舞してくださりました。そんなジミンさんを見て、私は何度も頑張ろうと思わせていただきました。今後は後輩に、チームにプラスな影響を与えられる存在になれるよう練習に臨んでまいります。


先輩方との思い出は思い返したらきりがありません。この4名の先輩方の元だったからこそ出来た経験がたくさんあります。
本当にありがとうございました。
これからは先輩方の意志を引き継ぎ、同期一同チームを盛り上げてまいります。


そして、先輩方が引退となった納会では主務を拝命いたしました。
前主務の愛さん(政4)をはじめ、数々の先輩方が築かれてきた伝統の名に恥じぬよう、精一杯鋭意努力してまいります。
本日は僭越ながら、私の2つの目標、そしてTeam2022での個人スローガンを書かせていただければと思います。

私が主務として、一部員として目指すところは「部員全員がバレーに集中できる環境づくり」と「勝つための土台づくり」の2つです。
まず前者に関して、1~4学年に至る全部員がバレーボールに集中できる環境を整えてまいりたいと思います。
練習環境を整えることはもちろんのこと、部員が伸び伸びとプレーできる場を提供したいと考えております。そのために、「誰からも意見を吸収できる存在」でありたいと思います。練習内外の場において、意見をぶつけられる存在になることで同期や後輩の考えも部に反映していく所存です。
次に目指すところは、「勝つための土台作り」です。
Team2022の目標は3部リーグでの2勝です。
この目標に対し、高い技術で、圧倒的なプレーでチームを牽引することは私にはできません。
ですが、試合での勝利の土台となる、練習に誰よりも力を入れることで間接的に勝利に携わることはできるのではないかと考えます。
Bチームを強化しAチームの脅威となること、チームの士気を上げることで日々の練習を「勝つための練習」にできるよう尽力いたします。そうすることで、チームが勝利に向かうための土台を作ってまいりたいと思います。



最後に、本日のブログのタイトルとさせていただきました、「至誠一貫」について書かせていただければと思います。
思いのほか長くなってしまいましたがあと少しお付き合いいただけますと幸いです。
Team2022における私の個人スローガンには、「至誠一貫」を設定いたしました。
至誠一貫には2つの意味があるとされています。①常に相手の立場に立ってまごころを尽くすこと、②最後まで誠意をもって、物事を貫くことの2つです。
常にチームメイトや部外の方々の立場に立ち、相手を思いやる気持ちを忘れずに行動することを心がけてまいりたいと思います。
そうすることで、先に述べた部員の意見を吸収できる存在に少しでも近づけたらと思っております。
また、2022年は同期7名にとって、私にとってラストシーズンの年になります。最後まで目標に向かって誠心誠意努力を重ねてまいりたいと思いこちらの目標を設定いたしました。
この「至誠一貫」を私のスローガンとして、一テーマとして2022年を駆け抜けてまいりたいと思います。

ここまで大それたことを書かせていただきましたが、目標に対して実情が伴っていないと感じた際には、是非叱咤していただけますと幸いです。
厳しい目で見ていただきますよう、お願い申し上げます。


今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
長文、乱文失礼いたしました。
 

 

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