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ブログ 榎本 莉英さんが書いた記事

苦手と向き合う[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 榎本 莉英投稿日時:2021/09/12(日) 12:00

木々のそよぎにも涼気が感じられるこの頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。


 

法学部政治学科2年榎本莉英です。


 

 

1年の延期を経てようやく実現できた東京オリンピック、パラリンピックも閉幕を迎え、我々バレー部女子は、オリンピック会場であった日吉記念館での練習を再開いたしました。

 

これまでのおよそ1ヶ月間は、慶應義塾高校を初め多くの皆様にご協力賜り活動することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。



 

今回のブログでは私のポジションについてお話しさせていただきたいと思います。


昨年8月当時、主将の友成先輩にミドルブロッカーへの転向の話をいただき、私の挑戦はスタートいたしました。

 

 

身長161cmの私には手足の長さも無く、大会で目の前に対峙する3部チームのミドルは私より一回り、いや二回り大きな選手ばかりでした。また、前衛で主にプレーするミドルは、自身が1番得意とするレシーブの機会も少なく、ミドルとしてチームにどう貢献できるのだろうかと日々悩んでおりました。

 


 

ある日、オリンピック2大会連続金メダルを獲得した柔道の大野将平選手のインタビューを目にしました。“苦手なことにどう向き合うか?”という質問に、大野選手は、“苦手なことに挑戦するのが練習。気持ちいい稽古ばかりでは強くなれない”。そう答えられました。



“苦手なことに挑戦するのが練習”



当たり前のことかもしれませんが、その一言がとても胸に刺さりました。
 

そして自分の務めは、ミドルとしてコートに立たせていただいてる現状に感謝し、全力でプレーすること。苦手なブロックや大きな選手を前にしたときのスパイクへの専念が今すべきことだと気付き、この夏は「苦手と向き合う」ことを目標に励んでまいりました。


 

具体的には、人一倍ジャンプし、フォームの整ったブロックを目指し練習すること。相手ブロックを想定したコース打ち、ブロックアウトをひたすらに意識すること。サーブカット練習も前衛だけを想定し、顔に向かってくる打球を我慢強くあげること。

 

 

苦手と向き合うこの我慢の時期はまだまだ始まったばかりで、そう簡単には結果はついてこず、落ち込む日もあります。しかし励ましの声をかけて下さる先輩、感情を共有し共に戦ってくれる同期、元気をくれる後輩、見守って下さる監督、コーチに支えられ、以前より自分のミドルに誇りをもてるようになりました。


 

今回ブログという場をお借りし、ミドルとしてチームの勝利に貢献できるよう精進することをここに誓いたいと思います。





最後に、秋のリーグ戦についての開催予定が定かになってまいりました。今回のリーグ戦がteam2021で迎える初めての公式試合となります。


活動自粛等、様々な困難をともに乗り越えたこのteam2021で、初の勝ち星をあげれるよう全力を尽くしてまいります。
何卒、ご声援のほどよろしくお願いいたします。





早秋の折、くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。



長文、乱文失礼いたしました。

先輩の存在[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 榎本 莉英投稿日時:2021/02/21(日) 00:00

気温がまだ低いとはいえ、窓から入る春めいた日差しがうれしいこの頃です。
皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。



法学部政治学科1年の榎本莉英です。



部員や監督、コーチに直接会えなくなって、はや2ヶ月が経とうとしております。
体感的には半年会っていないんじゃないかと思うくらい、存在の大きさを感じています。



緊急事態宣言下にある現在、我々女子バレー部は活動を自粛し、
週5回のオンライントレーニングに励んでおります。




私はこの自粛期間中、先輩の偉大さに何度も驚かされました。



本来女子バレー部は1/5より冬休みを明け、練習を開始する予定でありました。
しかし当時国内の感染状況は増加傾向にあり、自粛を決定いたしました。


緊急事態宣言が発令された1月上旬、

「練習再開はまだできない。」

そう決断し、我々部員に伝達してくださる主将。
私はその言葉を聞いた時、やり場のない思いを感じました。



数日後、ふと主将まりこさんのことを考えていました。


練習再開ができないという決して明るくないニュースを部員に打ち明ける。
その時私を含め部員の表情には、悲しさや怒り、悔しさが溢れていたと思います。

まりこさんはどんな気持ちだったのだろうか。

練習再開ができない辛さは学年関係なく皆が感じました。
しかし、部員として活動できる残された時間は異なります。

1番辛いのは3年生だ。

その事に気づいたとき、
これまで明るく声をかけてくださっていた3年生の偉大さに気づかされました。


と同時に、3年生に明るく振る舞おうとさせてしまった自分に悔しくなりました。



それから1年でミーティングを開き、明るく声を出そうと決めました。
いざ実践すると、そのちょっとした変化にまりこさんは

「1年生、明るく声を出してくれてありがとう。」

とおっしゃったのです。


私は一生頭が上がりません。


先輩を明るくしたいと思ってとった行動なのに、先輩が褒めてくださり、
私たちをさらに明るくしてくださったのです。


私たち1年の方こそ感謝の気持ちを伝えなければなりません。
3年生、2年生いつも本当にありがとうございます。




私たちはこの自粛期間、メンタルトレーニングに取り組むようになりました。
バレーボールへの向き合い方が変わり、
自粛期間以前よりチームとして一つの気持ちを共有できている自信があります。

これは副将しずかさんが毎週提案してくださる議題があるからこそ、
意義のあるトレーニングになっているのだと思います。



また、2つ前のブログで1年泉川が綴ったように
厳しいトレーニングに対して部員がモチベーションを維持できているのは、
じみんさんが明るい声かけをしてくださったり
限界突破できるようなメニューを考えてくださったりするおかげです。



そして女子バレー部が活動できるよう、
部員の見えないところで様々な機関と連携してくださっている主務まなみさん。
1年の私などでは想像もできないような責任を抱えてくださっているのだと思います。




素晴らしい3年生4人の誰かが欠けていたら、
こんなにも楽しくて毎日を彩ってくれる部活になっていないのだな、
とその絆や信頼に感動しました。



そしてこんな素晴らしい先輩の下、バレー部の一員として活動できている事、
本当に嬉しく思います。
これからも3年生の意志についていき、team2021を最高にします。



いつか私たち1年も上級生となる日が来ます。
その日までしっかりとこの偉大な背中を目に焼きつけまくりたいと思います。





長文乱文誠に失礼いたしました。

 

同期の存在[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 榎本 莉英投稿日時:2020/11/15(日) 00:00

練習中の記念館入口から入る冷たい風に、迫りくる本格的な冬の恐怖を感じております。
皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
法学部政治学科1年の榎本莉英です。



自己紹介をいたしました初めてのブログ更新から、はや半年が経とうとしております。



この半年で活動の環境は、先輩方とのリモートでのトレーニングから、記念館等にて例年通り週に5日活動できるまでに変化いたしました。また、慶應義塾体育会女子バレーボール部の一員としての自覚も一層高まり、先輩方、同期、スタッフの方々と勝利に向かって励む毎日を心底楽しむことができております。
このように我々部員が活動できるよう、日頃よりご尽力いただいているすべての方々に、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。誠に有り難うございます。





今回のブログでは、同期の存在の偉大さについてお話しさせていただきたいと思います。


9月頃、泉川(総1年)や岡澤(文1年)が入部を決めてくれるまでおよそ4ヶ月間、1年は私一人でありました。
7月頭に記念館での練習が再開しても、それからの2ヶ月間の練習の日々は2年生と行動を共にしておりました。一緒にシャワーを浴びて外のベンチに座ってお昼を食べておしゃべりして帰る。そんな日々を懐かしく思ったり、当時は優しく可愛がっていただいていたのになあと羨ましく思ったり。


そんな楽しそうな日々でも、やはり寂しさを常に感じておりました。ひようらのスーパーでお昼を買って一人入り口で食べた時は、今後引退するまでずっと一人なのだろうかと、状況の恐ろしさにもはや笑っておりました(独りで)。



なんと今となっては1年全体で7人となり、とても賑やかになりました。みんなで互いにモノマネをしたりドリンクを作ったり軽くパスをしたり。何をしていても本当に楽しいです。もうスーパーの入り口で一人お昼を済ませることもないのかと思うと、安堵の気持ちでいっぱいです。



彼女たちは私が落ち込んだときや不安なことがあるとき、親身になって寄り添ってくれます。「りえ今日調子良かったじゃん!」と声をかけてくれるだけで、涙が出そうになります。いつも側で見守ってくれている、一緒に戦っていると思うと、同期ができたこと、本当に嬉しく思います。

今年からバレーボールを始めた泉川は日頃、「なぜこのようなフォームがいいのか」や「どうしたらコートに立てるのか」を聞いてきます。彼女は私に忘れてはならない初心の心や基礎的なプレーを見つめ直す機会をくれます。また彼女は人一倍の努力で、初心者であったことを忘れさせるくらい急激な成長スピードで上達しています。本当に自慢の同期です。

他の同期も本当に頼もしいものばかりです。岡澤は足にアザができまくるほど全力でボールに食らいついたり、レフトとしてどんなボールでも打ち切ったり、本当に一所懸命です。彼女の攻撃データはフェイント数が0に近いのに対し、打つ本数が異常に多いです。仲間がつなげたボールを必ず全力で打つ岡澤ほど頼もしいやつはいないと思います。


彼女たちの同期になれたこと、大学生活を彼女たちと過ごせること、本当に嬉しく思います。9月頃まで不安に思っていた自分にこんなに大好きな同期ができるから安心してねと言ってあげたいです。






4年生との最後の試合まで一週間を切りました。これまで1日1日の練習を大切に、チーム一丸となって頑張って参りました。最後の1週間、4年生と全力で練習し最後まで戦い続けます。どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。





長文乱文誠に失礼いたしました。




 

初めまして[KEIO GIRLS VOLLEBALL CLUB DIARY]

 written by 榎本 莉英投稿日時:2020/05/10(日) 10:00

初めまして。

先日入部致しました。法学部政治学科1年の榎本莉英です。
初めてのブログ更新ですので、自己紹介をさせて頂きます。


私は小中高と9年間バレーを続けてきました。
初めて本格的に取り組んだ中学では、全力で向き合ってくださる顧問の先生に必死についていき、とにかく試合に勝ちたい一心でした。強豪校を相手に自分たちのプレーが通用したときや、仲間と心を一つに1点1点勝ちとったときの快感は、今でもはっきりと覚えています。厳しい練習を乗り越えることで、精神面・身体面ともに大きく成長することができ、当時の先生には大変感謝しております。



しかし私はプレーの上達にこだわるあまり、笑顔でプレーすることがあまりありませんでした。


高校の先生は、まだ私が味わうことのできていなかった、チームメイトと笑顔でプレーするバレーの楽しさを教えてくださいました。プレーの上達ではなく、チーム全員でバレーを楽しむことに意識を変えてみたのです。決してレベルの高いものではありませんでしたが、練習してきた攻撃がうまくいったり、何度もボールを繋いで粘ったラリーができたりした試合は、結果的に負けてしまったとしても物凄い達成感がありました。

バレーの楽しさに気付かせてくださった高校の先生、そしてもちろん沢山の情熱を注いでくださった中学の先生、どちらにも感謝しています。



大学では新しいことに挑戦しようと考えていましたが、今までバレーしかやってこなかった私は、バレー部を完全に選択肢から消すことはできず、SNSで先輩方の写真や動画を拝見していました。すると自分たちで考えるバレーを全力で楽しんでいらっしゃる姿が本当に魅力的でした。そしてバレーに本気で取り組む最後のチャンスの大学生活をこの先輩方と過ごしたいと思い、入部致しました。



バレー部に入部して約2週間が経ちました。毎日違った先輩が様々な連絡をしてくださり、一人一人が役割を担ってバレー部は成り立っているのだと感動しました。そしてまだ直接会ったこともない私に、先輩は本当に優しく接してくださいます。そんな素晴らしい先輩方のバレー部に入部できたことを本当に嬉しく思うと共に、早く仲間入りできるよう精進しようと誓いました。



最後にこれから四年間、部に貢献できるよう努力して参ります。もしバレー部に興味のある方がいましたら、お気軽に連絡してください!同期がまだいませんので仲間が増えますととても嬉しいです!!お待ちしてます!


長文、乱文失礼いたしました。

 

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